竹籔の近くの林縁部の地面に白い球形のものがいくつか転がっており何かの卵に見えたのですが,割ってみてゼラチン質だったことからスッポンタケの幼菌だとわかりました。今回はスッポンタケを紹介したいと思います。
スッポンタケ(鼈茸)
スッポンタケ(Phallus impudicus)は,英名でCommon stinkhorn。
スッポンタケの幼菌(10月下旬) |
幼菌を割ってみると中はゼラチン質で満たされていました。
スッポンタケの幼菌内部のゼラチン質(10月下旬) |
この幼菌を突き破って次の写真のようなキノコが生じます。
傘はアミガサタケに似ており,くさい臭い(アンモニア臭)でハエなどの昆虫を誘引し胞子を媒介しているということです。傘の柄は托と呼ばれ,白色のスポンジ状をしています。
スッポンタケの柄とアミガサタケに似る傘(11月中旬) |
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