ラベル 山口博物館 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 山口博物館 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017/08/14

清末層の白亜紀初期のディクソニア科シダ類;オニキオプシスとは,山口県(Onychiopsis derived from the earliest Cretaceous Kiyosue Formation of the Toyonishi Group.)


豊西層群は,下位よりTithonian-Berriasian期の清末層およびValanginian-前期Hauterivian期の吉母層から構成されています。今回は,清末層から産出したOnychiopsis elongataについて色々なエピソードを交えて解説したいと思います。

写真_植物化石
豊西層群清末層主部から採取したシダ化石Onychiopsis elongata(2003/04/13採取)

>

2015/08/09

かつて豊浦層群西中山層・東長野層とされた植物化石産地が阿内層に所属変更;山口博物館HPの阿内産のクラドフレビスの層準は?


ジュラ紀の豊浦層群は従来,東長野層,西中山層,歌野層に区分されていましたが,2010年に本層群の最上部が阿内層(おうちそう)として再区分されました。その際,かつて西中山層や東長野層だったエリアが一部,阿内層に変更され,木村達明氏らにより歌野層・西中山層産として同定・記載された植物化石が阿内層産に変わりました。
これらは論文に記載があってもなかなか人が気が付かない事柄です。今回は,この産地の見過ごされがちな様々な事情について解説したいと思います。