下関市の干拓地の圃場が広がるエリアではハヤブサ科のチョウゲンボウ(長元坊)が見られます。1月の寒い朝,付近を通りがかるとチョウゲンボウが,圃場のほうからスーっと飛んできて電柱のテッペンに降り立ってくれました。鳥を撮っているとそのような気の利いた出来事がしばしばあります。
今回は,その幸運にあやかってハヤブサ科のチョウゲンボウを撮影した写真を紹介したいと思います。
電柱のテッペンに降り立ったチョウゲンボウ(1/3) |
チョウゲンボウ(長元坊)
チョウゲンボウの学名は,Falco tinnunculusで,Linneにより1758に命名されています。英名はCommon Kestrel 。
変わった色と柄のハヤブサ科の猛禽類です。猛禽類で見かけるのはトビがほとんどで,普通に生活をしていると,なかなかハヤブサの仲間は見ることがありません。ハヤブサよりも10cmくらい小さめで,鳩くらいの大きさの小柄な猛禽です。
冬場は,昆虫やカエルなどがほぼいないので,小鳥やネズミを捕らえて食べるようですが,冬の時期,林縁から離れた海沿いの平地で小鳥といえば,スズメとハクセキレイが多く,ヒヨドリ,イソシギ,ムクドリ,イソヒヨドリ,カシラダカ,モズ,ジョウビタキなどをたまに見かけるくらいです。スズメはたいてい群れをなすので,襲われにくいかもしれませんが,イソシギやハクセキレイ,イソヒヨドリは1羽だけで見つけやすいところにいることが多いので意外と標的にされているかもしれません。
下側からみた後ろ姿のチョウゲンボウ(1/3) |
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