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2022/07/24

チュウサギ(中鷺)・・・Ardea intermedia

 

写真_鳥
チュウサギ(5月上旬)


チュウサギは,ペリカン目サギ科アオサギ属の鳥類で

学名は,Ardea intermedia Wagler, 1829,英名でIntermediate egret。



































































































































































































































































































2022/05/03

山口県の田圃や川,干潟などで観察されるチュウダイサギ(Eastern great egret of southwest Japan)

 


写真_野鳥
チュウダイサギ(9月中旬)


チュウダイサギ(中大鷺)

チュウダイサギ(Ardea  alba modesta)は,英名でEastern great egret。









































































































































































































































































































































































































































































































































2021/09/12

2021/06/12

オオヨシキリとは;草原でギョギョシとカエルのような声で5~6月に鳴く野鳥

 

5月の初めから6月にかけて,カヤや,葦,ダンチクの繁茂した茂みでギョギョシ,ギョギョシと蛙のような鳴き声が聞こえてきます。これは夏鳥のオオヨシキリで,カッコウに托卵されることでよく知られています。今回はオオヨシキリについて解説します。

写真_野鳥
カヤの茎にとまるオオヨシキリのオス(6月上旬)


2020/04/19

シベリアから越冬で下関市の干潟に飛来するヒドリガモ(Eurasian Wigeons migrated from the siberia to Japan)


下関市には極寒となるシベリア付近からヒドリガモが冬を越すために毎年群れをなして渡ってきます。この鴨河口付近や潮の引いた干潟などで小~中規模の群れが観察されます。今回は,ヒドリガモについてその生活やアメリカヒドリとの雑種などの話題も織り交ぜて解説してみたいと思います。


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干潟に集結したヒドリガモを主体とする群れ(11/26)

2019/11/24

中国北部周辺から越冬のために渡ってくる冠羽をもつカイツブリ目の冬鳥:カンムリカイツブリとは


カイツブリの仲間には冠羽をもつ種類がおり,カンムリカイツブリが日本へは中国北部周辺から越冬のために飛来します。カモ科のウミアイサに似ていますがカモとは異なるカイツブリ目に属する冬鳥です。今回はカンムリカイツブリについて紹介したいと思います。

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下関市南部の川で観察されたカンムリカイツブリ(4/21)

2019/11/17

下関市の干潟におけるオナガガモの越冬生活(Anatidae Northern Pintail watched in a winter tideland of southwest Japan)

 

オナガガモは北海道やロシア極東から西日本へ渡って来て越冬生活をしますが,下関市では秋から春にかけて海岸の浅瀬に群れで一斉に頭を海中につけ長い尾羽を立てて採餌をしているのが観察されます。今回は,オナガガモの生態や習性,求愛行動などについて解説してみたいと思います。

 

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オナガガモが群れで飛んでいるところ(3/10)

2019/09/22

大きく見えて体長23㎝ほどしかない下関市の旅鳥~冬鳥:クサシギ(Green Sandpipers in Yamaguchi)

 

下関市においてクサシギは,晩秋やまだ寒さの残る晩冬に河口に近い川や用水路の浅瀬でクサシギが1羽でカニや貝などを採餌しているのが観察されますので冬鳥としても認識できますが見かけることは少ないです。今回は,春,秋とはいわず冬や夏の終わりにも観察されるクサシギを紹介します。

 

農業用水路にいたクサシギ(11月上旬)


2019/09/15

最も一般的なシギ:イソシギおよびその特徴・採餌・冬の水浴,下関市(Common sandpipers watched in Yamaguchi, Japan)

 

海岸の岸壁や河口付近の川によく現れるイソシギですが,写真で見ると大きな鳥のように見えますが意外と小さな鳥で,ハクセキレイよりもひと回り大きめのツグミほどの体格です。今回は,シギの仲間の中でも最も一般的なイソシギについて解説したいと思います。

 

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海側や上から見ると保護色の磯の汀線を歩くイソシギ(2月上旬)

2019/09/08

ホーホケキョと鳴くメジロと混同される小鳥の生態およびその魅力;ウグイスとは?下関市南部山地

 

山口県では,ホーホケキョというきれいなさえずりが聞かれるのは春から夏の7月までの間です。夏の33℃以上の猛暑がやってくると声が聞こえなくなりますがなぜでしょうか。今回は,そういった疑問をひもとき1年間のウグイスの生態やその魅力について解説してみたいと思います。

 

写真_野鳥
尾羽のないウグイス(2月中旬)

2019/09/03

キアシシギとその生活,鳴き声,求愛行動,体の特徴など(Mating displays of Grey-tailed Tattlers watched in summer tidelands of southwest Japan)


8月下旬,秋雨前線が南下して,少し涼しくなってきたころ,干潮の時間帯に河口付近の川底は流路を残して干上がるのですが,暑い時分は閑散としていた川に野鳥たちが戻ってきました。いつでも会えるカルガモやカワウもほぼ同じ頃に川に戻ってきて,その近くにシギの仲間のキアシシギの群れが観察されました。

今回は,キアシシギについて写真や動画で紹介したいと思います。



2019/06/16

山口県下関市の水田を訪れたアマサギ,他のシラサギと識別が混乱する理由とそれらの系統関係(Phylogenetic relationships of Cattle egret in southwest Japan)


猛暑前の梅雨冷の過ごしやすい季節になり,水田に夏鳥のアマサギ(猩々鷺)が飛来していました。今回は,ちょっと変わっているアマサギの特徴と,他のいわゆるシラサギとの識別の方法や,それらの系統関係,アマサギはどのシラサギに近いのかなどについて地質・古生物学的な情報を交えて考察してみたいと思います。

田起こし前の水田で獲物を探すアマサギ(6/16)

2019/05/05

下関市に旅鳥として訪れる足の青いシギ:アオアシシギとは

 

アオアシシギはユーラシア大陸の北緯50~65°(~70°)という高緯度で繁殖するようで,冬を越すために南方に移動するため下関市で旅鳥として観察されます。今回は,アオアシシギの特徴やその生活の一面を紹介したいと思います。

 

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お盆過ぎに訪れた17羽のアオアシシギの群れ(8/17)1羽の幼鳥の足は黄色がかる


2019/04/21

山口県下関市王司沖の千鳥浜付近で観察されるシロチドリとコチドリ(Two types plovers watched in a summer tideland of southwest Japan)


下関市の四王司山(しおうじやま)の山頂の展望所からは,木屋川河口を中心とした周防灘の広大な干潟が一望できます。この干潟では本物の千鳥足が見られます。今回はその一画の千鳥浜町や近くの丘の上にある千鳥ヶ丘町の地名の由来と関係する2種のチドリ(千鳥)について解説してみたいと思います。


四王司山からの王司沖の干潟の眺望


2019/03/31

ロシアから冬鳥として飛来するカモ科のウミアイサ(Red-breasted Mergansers watched in Yamaguchi, Japan)

 

ウミアイサはあまり見られない冬鳥ですが,2019年に2羽観察されました。今回は,ウミアイサを写真で紹介したいと思います。


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川岸で観察されたオス(手前)とメス(奥)のウミアイサ(2月上旬)

2019/02/24

山口県下関市へ飛来するクロツラヘラサギ,ヘラ状のクチバシで行う独特の採餌方法【動画あり】(Black-faced Spoonbills of southwest Japan)

 

2017年の晩秋にヒドリガモの群れが多数,海岸の浅瀬に飛来していた場所で1羽のクロツラヘラサギと初遭遇しました。その後,2019年2月に群れを初確認してすでに2週間ほど経過します。遠くからではシラサギの群れと勘違いすることもあり,シラサギも驚くほどです。

今回は,ヘラサギ独特の採餌風景を写真と動画で紹介し,ヘラサギ属は見た目でシラサギよりも少し古い系統だということは推測できますが,クロツラヘラサギがどのような鳥類と近縁なのかを確認する目的で系統解析を行いましたので,地質・古生物学的な観点から解説してみたいと思います。


浜辺の河口付近の浅瀬で最初にみかけたクロツラヘラサギで,手前の2羽はヒドリガモのつがい(11/19)

2019/01/27

下関市南部の圃場で観察されたチドリ科の冬鳥:タゲリ(Northern lapwings watched in Shimonoseki, Yamaguchi)

 

タゲリは,越冬で日本に飛来するチドリ科の渡り鳥で下関市ではあまり見られることがなく,冠羽をもちチドリの仲間としては珍しいタイプになります。遠くから何となく撮影していた写真の中から見つかったという程度ですが,今回はタゲリを写真で紹介したいと思います。

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下関市の畑で観察されたタゲリ(2019/01/03)

2019/01/03

山口県下関市で観察されるハヤブサ科の小型猛禽類,チョウゲンボウ(Small-sized raptors Common Kestrel in southwest Japan)


下関市の干拓地の圃場が広がるエリアではハヤブサ科チョウゲンボウ(長元坊)が見られます。1月の寒い朝,付近を通りがかるとチョウゲンボウが,圃場のほうからスーっと飛んできて電柱のテッペンに降り立ってくれました。鳥を撮っているとそのような気の利いた出来事がしばしばあります。

今回は,その幸運にあやかってハヤブサ科のチョウゲンボウ撮影した写真を紹介したいと思います。

 

電柱のテッペンに降り立ったチョウゲンボウ(1/3)

 

2018/10/14

下関市では飛来が希なカモ科スパチュラ属の鴨:ハシビロガモ(Northern shovelers watched in Yamaguchi, Japan)


ハシビロガモは下関市では飛来が希なカモで,今年2008年に1羽のハシビロガモのメスがカルガモの群れと一緒に行動をしているのが観察されました。今回は,珍しいハシビロガモを写真で紹介したいと思います。


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カルガモと過ごすハシビロガモ(10/07)

2018/09/02

下関市の山地~林縁部で観察されるエナガ科の小鳥:エナガ(Long-tailed bushtits watched in Yamaguchi, Japan)

 

エナガは,下関市では山に登ると時々群れと遭遇することがありますが,鳴き声を聞き慣れていない方はどんな鳥なのかなかなか気が付かないと思います。2月~3月に梅や桜の花が咲く頃に4~5羽ほどの群れが林縁部でよくみられるようになり,ほぼ定刻に飛来し虫などを採餌しているのが見られます。今回は,住宅地ではまれなエナガについて解説してみたいと思います。

 

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四王司山で群れで生活するエナガの地鳴きをするシーン(8月下旬)