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2022/10/23

いわゆるコオロギに類似し秋の晩に草むらや畑,庭でチンチロリンと鳴く虫;マツムシとは ?


仲秋の少し肌寒くなった頃に夕方薄暗くなると草むらからティッティキティという面白い鳴き声が頻繁に聞こえてきます。この虫の少し異色の声を聞くとその正体を知りたくなる方も結構おられるでしょう。しかし,アオマツムシと違い見つけることが非常に難しいです。ここでは,『むしのこえ』という歌にも出てくるこのマツムシを写真で紹介したいと思います。

写真_昆虫
マツムシ(8月下旬)

2022/07/24

チュウサギ(中鷺)・・・Ardea intermedia

 

写真_鳥
チュウサギ(5月上旬)


チュウサギは,ペリカン目サギ科アオサギ属の鳥類で

学名は,Ardea intermedia Wagler, 1829,英名でIntermediate egret。



































































































































































































































































































2022/05/03

山口県の田圃や川,干潟などで観察されるチュウダイサギ(Eastern great egret of southwest Japan)

 


写真_野鳥
チュウダイサギ(9月中旬)


チュウダイサギ(中大鷺)

チュウダイサギ(Ardea  alba modesta)は,英名でEastern great egret。









































































































































































































































































































































































































































































































































2021/10/20

山口県で6月と10月に観察される渡りをするチョウ;アサギマダラ

 

アサギマダラは,ロシア極東~日本本土から南西諸島,中国南部,台湾,東南アジアなどへ数1000kmも移動をする蝶です。山口県ではアサギマダラの訪れる地として下関市豊浦町の川棚温泉駅の南西にあるリフレッシュパークや山陽小野田市の竜王山がよく知られています。今回は,6月と10月の渡りの途中に下関市に訪れたアサギマダラを写真で紹介します。

 
写真_昆虫
咲き乱れるフジバカマとアサギマダラ(10/20)

2021/09/26

サギ科の中でも小柄でクチバシが黒く指が黄色の原始的な白鷺;コサギとは


川や田圃には白鷺がよく観察されます。今回はコサギを写真で紹介し,コサギがシラサギのどの位置を占めるのか系統樹を用いて解説します。

写真_野鳥
川で採餌するコサギ。すでに冠羽をもつ(2月中旬)

2021/09/12

2021/08/29

クチバシの根元の白色がポイントの1年を通して観察される水鳥;カイツブリとは


8月になるとカイツブリの幼鳥は独り立ちの季節になります。7月くらいまで数羽の幼鳥と一緒に親鳥が連れ添っているのが観察されます。今回は,下関市でみられるカイツブリを写真で紹介します。

写真_野鳥
沼池で泳ぐカイツブリの親子(7月中旬)

2021/08/01

黒い体色に白い斑点のある大きなカミキリムシ;「洞虫」として嫌われるゴマダラカミキリとは


7月も中旬になるとセミの声が響きわたり真夏日が多くなり,黒いさや羽に白いまだら模様のあるカミキリムシの交尾が観察されます。今回は,カンキツ類の木によく見られるゴマダラカミキリについて,その卵から幼虫,成虫の写真を上げながら生態について解説したいと思います。

写真_昆虫
ヌルデの木にとまるゴマダラカミキリ(9月上旬)

2021/07/11

山口県でカベチョロと呼ばれる爬虫類のニホンカナヘビ;交尾,卵,孵化の観察 / カナヘビ科:道原層の時代に出現!?

 

下関市ではブロック塀を縦横無尽に歩き回るカナヘビのことを子供の頃に“かべちょろ”と呼んでいたという方もいらっしゃると思います。逆に福岡では都市部に多いヤモリに対してそう呼ぶとのことです。ヤモリは田舎ではあまりメジャーな動物ではありませんので,どちらかの県が類似性の範疇でそう呼称するようになったのでしょう。今回は,ニホンカナヘビについて,交尾や卵,孵化の様子を写真に収めたので紹介したいと思います。

写真_動物
孵化して間もないニホンカナヘビ(7月中旬)

2021/07/04

7月に入ると細い樹木の髄に穴をあけオガクズで蓋をする蛾の幼虫;コウモリガとは?


夏も盛りの梅雨の終盤,7月にはクサギなどの細く若い樹木に穴を開けて棲みつくコウモリガの幼虫が徘徊しはじめます。今回は,“お化け”蛾と呼ばれるコウモリガについてその名の由来などを写真を交えて紹介したいと思います。

写真_昆虫の巣
クサギに寄生したコウモリガの巣

2021/06/26

梅雨時期に水場に現れるまだらの黄色い腹部でイボイボ・ザラザラの肌をした大型の蛙;ニホンヒキガエルとは

 

梅雨の6月になると夕方から深夜にかけて水場の岩の隙間など狭いところに隠れてでグァ・グァ・カ・カ・カ・カ・カとうるさく鳴く大型のカエルが現れます。これは繁殖期のニホンヒキガエルで庭先でも見られることがあります。今回はこのニホンヒキガエルについて写真とともに解説します。


写真_動物
梅雨に山で遭遇したニホンヒキガエル(6/19)


2021/06/12

オオヨシキリとは;草原でギョギョシとカエルのような声で5~6月に鳴く野鳥

 

5月の初めから6月にかけて,カヤや,葦,ダンチクの繁茂した茂みでギョギョシ,ギョギョシと蛙のような鳴き声が聞こえてきます。これは夏鳥のオオヨシキリで,カッコウに托卵されることでよく知られています。今回はオオヨシキリについて解説します。

写真_野鳥
カヤの茎にとまるオオヨシキリのオス(6月上旬)


2021/06/06

梅雨になると梅の木を飛び回る黄色に黒のまだら模様をもつシャク蛾;ウメエダシャクとは


青梅の収穫期の5月末頃には梅の葉の上に白黒の羽と体に黄色に黒のまだら模様のある蛾のサナギがいくつかみつかります。いわゆるシャクトリムシが蛹化したもので,梅雨時期の6月に入ってからひらひらとゆっくり飛び回っている姿はなかなかよいものです。今回は、ウメエダシャクについて写真をあげて解説したいと思います。

写真_昆虫
ノリウツギに訪花したウメエダシャクのメス(6月下旬)

2020/12/13

下関市にもいた雪虫;アブラムシ科に属するヒイラギハマキワタムシとは


下関市においても今年晩秋,青白色を呈する“雪虫”が観察されました。雪虫はトドノネオオワタムシが代表的ですが日本では北海道や東北地方に多く発生するということで,初雪の前兆を知らせるともいわれる昆虫です。今回はトドノネオオワタムシに類似しているヒイラギハマキワタムシを写真で紹介したいと思います。


写真_昆虫
ヒイラギハマキワタムシの発見時の写真(11月下旬)

2020/11/03

桑やイチジクの木に誘われるキボシカミキリの生態,下関市( Yellow-spotted Longicorn beetles of two moraceous trees, Yamaguchi, Japan)


下関市では仲夏と仲秋にクワ科のイチジクや桑の木にキボシカミキリの成虫がとまっているのが観察されます。西日本では初夏と秋の年2回発生します。今回は,キボシカミキリについて,写真や動画をまじえて解説したいと思います。
 
写真_昆虫
イチジクの木にとまるキボシカミキリのオス(10月中旬)

2020/10/25

下関市で身近な柿や桜などの葉を摂食するイガイガの毒毛虫,ヒロヘリアオイラガ(Blue-striped nettle grubs in Yamaguchi, southwest Japan)

 

下関市では9月上旬~10月上旬,柿の葉にイラガが群がってついているのがよく見られます。柿の幹には穴の開いた少し気味の悪い堅いマユ状の物体が群がって付着しているのを見たことがある方も多いと思いますが,これはヒロヘリアオイラガの羽化後のマユです。幼虫の毒棘は,この頃ちょうど栗の収穫時期でイガイガで刺さると非常に痛いという点で共通していますね

今回は,注意しないと痛い思いをするヒロヘリアオイラガについて幼虫,マユ(サナギ),成虫の写真を交えて解説してみたいと思います。

 

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柿の葉の葉縁に群れるヒロヘリアオイラガ(9/16)

 

2020/04/19

シベリアから越冬で下関市の干潟に飛来するヒドリガモ(Eurasian Wigeons migrated from the siberia to Japan)


下関市には極寒となるシベリア付近からヒドリガモが冬を越すために毎年群れをなして渡ってきます。この鴨河口付近や潮の引いた干潟などで小~中規模の群れが観察されます。今回は,ヒドリガモについてその生活やアメリカヒドリとの雑種などの話題も織り交ぜて解説してみたいと思います。


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干潟に集結したヒドリガモを主体とする群れ(11/26)

2020/04/05

生息地が大陸北部の北極海沿岸に達するカモ科ハジロ属の渡り鳥:スズガモ,下関市

 

スズガモは大陸北部から越冬のために東京湾など関東地方や東海地方に大きな群れで飛来するようですが,下関市で観察されることはあまりない渡り鳥です。今回はスズガモを写真で紹介したいと思います。

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下関市の川で泳いでいたスズガモのオス(3月末)