下関市では9月上旬~10月上旬,柿の葉にイラガが群がってついているのがよく見られます。柿の幹には穴の開いた少し気味の悪い堅いマユ状の物体が群がって付着しているのを見たことがある方も多いと思いますが,これはヒロヘリアオイラガの羽化後のマユです。幼虫の毒棘は,この頃ちょうど栗の収穫時期でイガイガで刺さると非常に痛いという点で共通していますね。
今回は,注意しないと痛い思いをするヒロヘリアオイラガについて幼虫,マユ(サナギ),成虫の写真を交えて解説してみたいと思います。
柿の葉の葉縁に群れるヒロヘリアオイラガ(9/16) |