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2020/12/13

下関市にもいた雪虫;アブラムシ科に属するヒイラギハマキワタムシとは


下関市においても今年晩秋,青白色を呈する“雪虫”が観察されました。雪虫はトドノネオオワタムシが代表的ですが日本では北海道や東北地方に多く発生するということで,初雪の前兆を知らせるともいわれる昆虫です。今回はトドノネオオワタムシに類似しているヒイラギハマキワタムシを写真で紹介したいと思います。


写真_昆虫
ヒイラギハマキワタムシの発見時の写真(11月下旬)

2020/11/03

桑やイチジクの木に誘われるキボシカミキリの生態,下関市( Yellow-spotted Longicorn beetles of two moraceous trees, Yamaguchi, Japan)


下関市では仲夏と仲秋にクワ科のイチジクや桑の木にキボシカミキリの成虫がとまっているのが観察されます。西日本では初夏と秋の年2回発生します。今回は,キボシカミキリについて,写真や動画をまじえて解説したいと思います。
 
写真_昆虫
イチジクの木にとまるキボシカミキリのオス(10月中旬)

2020/10/25

下関市で身近な柿や桜などの葉を摂食するイガイガの毒毛虫,ヒロヘリアオイラガ(Blue-striped nettle grubs in Yamaguchi, southwest Japan)

 

下関市では9月上旬~10月上旬,柿の葉にイラガが群がってついているのがよく見られます。柿の幹には穴の開いた少し気味の悪い堅いマユ状の物体が群がって付着しているのを見たことがある方も多いと思いますが,これはヒロヘリアオイラガの羽化後のマユです。幼虫の毒棘は,この頃ちょうど栗の収穫時期でイガイガで刺さると非常に痛いという点で共通していますね

今回は,注意しないと痛い思いをするヒロヘリアオイラガについて幼虫,マユ(サナギ),成虫の写真を交えて解説してみたいと思います。

 

写真_昆虫
柿の葉の葉縁に群れるヒロヘリアオイラガ(9/16)

 

2016/10/16

カネタタキの特徴とその系統,クレマチスの花の上で求愛行動・競い鳴き【動画あり】(Scaly crickets of southwest Japan)

 

秋も深まってきた10月中旬,クレマチスの赤紫色の花が咲いていたので写真を撮ろうと外に出た時でした。チッ,チッ,チッ,・・・と虫の鳴き声が秋のすずしい風にのって聞こえてきました。

今回は,葉陰に隠れてなかなか姿を見せないものの声はよく聞こえるコオロギの仲間のカネタタキについて解説してみたいと思います。

 

クレマチスの鉢植え(2013/10/13)