12月~3月の寒い時期に下関市南部の関門海峡側の沿岸やその付近では,青色をしたツグミくらいサイズのきれいなイソヒヨドリがとまっているのが時折見られます。今回は,イソヒヨドリを紹介したいと思います。
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下関市の亀浜で観察された鮮やかなイソヒヨドリのオス(3月上旬) |
イソヒヨドリ(磯鵯)
イソヒヨドリ(Monticola solitarius)は英名で,Blue Rock Thrush。
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振り返るイソヒヨドリのオス(3月上旬) |
頭部からのど下,背中にかけて暗い青色,腹部はレンガ色をしています。羽毛に濃いめの縁どりがあり,魚のウロコのように見えます。
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亀浜干潟の方を見つめるイソヒヨドリのオスの後ろ姿(3月上旬) |
翼の風切羽と尾羽の部分は黒色をしています。
次の写真のオス個体は,寒さのためか羽毛が逆立ちふっくらとしています。
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新しい嵩上げ堤防の上で休むイソヒヨドリのオス(2月中旬) |
次の写真は,外浦の海峡の見える電線にとまって海のほうを眺めていたメスのイソヒヨドリです。
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外浦で観察されたイソヒヨドリのメス(1月下旬) |
イソヒヨドリは,海岸の磯や大きな川など岩がゴツゴツする崖で生活しているそうで,不思議なことにビルなどが林立する地域もそのような環境に似ているからなのかコンクリート構造物も好みのようです。堤防の上にとまっていたのも,そこが落ち着く場所だからなのかもしれません。
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