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2022/03/20

脇腹の黄色い羽毛と構造色の美しい青色の羽が特徴のヒタキ科の小鳥;ルリビタキとは


今回紹介する小鳥はジョウビタキに近縁でヒタキ科に属しますが,鳴き声もよく似ており土いじりなどをしていると近くまで飛んでくることもある愛嬌のあるきれいな鳥です。山口県では冬から春の間に見られる冬鳥です。

写真_野鳥
ルリビタキのオス(2月下旬)

2021/06/12

オオヨシキリとは;草原でギョギョシとカエルのような声で5~6月に鳴く野鳥

 

5月の初めから6月にかけて,カヤや,葦,ダンチクの繁茂した茂みでギョギョシ,ギョギョシと蛙のような鳴き声が聞こえてきます。これは夏鳥のオオヨシキリで,カッコウに托卵されることでよく知られています。今回はオオヨシキリについて解説します。

写真_野鳥
カヤの茎にとまるオオヨシキリのオス(6月上旬)


2020/03/29

下関市で山の林縁部に飛来するシジュウカラ科の留鳥,ヤマガラ


林縁部でたまにみられるヤマガラ(山雀)を紹介したいと思います。ヤマガラは平地ではあまり見られない鳥ですが,住宅地でよくみかけるシジュウカラの警戒声に似た鳴き方をするため,「シジュウカラが来ている」と間違えるといったこともよくあります。

 
写真_野鳥
四王司山山麓林縁部を訪れたヤマガラ(3月中旬)

2019/09/08

ホーホケキョと鳴くメジロと混同される小鳥の生態およびその魅力;ウグイスとは?下関市南部山地

 

山口県では,ホーホケキョというきれいなさえずりが聞かれるのは春から夏の7月までの間です。夏の33℃以上の猛暑がやってくると声が聞こえなくなりますがなぜでしょうか。今回は,そういった疑問をひもとき1年間のウグイスの生態やその魅力について解説してみたいと思います。

 

写真_野鳥
尾羽のないウグイス(2月中旬)

2018/09/02

下関市の山地~林縁部で観察されるエナガ科の小鳥:エナガ(Long-tailed bushtits watched in Yamaguchi, Japan)

 

エナガは,下関市では山に登ると時々群れと遭遇することがありますが,鳴き声を聞き慣れていない方はどんな鳥なのかなかなか気が付かないと思います。2月~3月に梅や桜の花が咲く頃に4~5羽ほどの群れが林縁部でよくみられるようになり,ほぼ定刻に飛来し虫などを採餌しているのが見られます。今回は,住宅地ではまれなエナガについて解説してみたいと思います。

 

写真_野鳥
四王司山で群れで生活するエナガの地鳴きをするシーン(8月下旬)

2018/04/29

下関市で観察される極東ロシアからの渡り鳥:シロハラの生活,地鳴き,さえずり(Pale Thrushes in Yamaguchi, Japan)

 

下関市では11月中頃に入るとロシ極東から越冬で渡ってきたシロハラが山林でチャッ,チャッ,チャッ,・・・チョッ・チョッ・チョッ・チョッと鳴いている声が聞こえ始め,林下で採餌をしています。今回は,シロハラの行動パターン,色々な場面での鳴き方などについて解説してみたいと思います。

 

 

写真_野鳥
マキの木にとまるシロハラ(3月下旬)

2018/03/18

下関市の沿岸部に棲む鮮やかなツグミ科の留鳥:イソヒヨドリ

 

12月~3月の寒い時期に下関市南部の関門海峡側の沿岸やその付近では,青色をしたツグミくらいサイズのきれいなイソヒヨドリがとまっているのが時折見られます。今回は,イソヒヨドリを紹介したいと思います。

写真_野鳥
下関市の亀浜で観察された鮮やかなイソヒヨドリのオス(3月上旬)

2018/02/10

下関市の谷沿いの低い場所に棲む小鳥:ミソサザイとその地鳴き(Eurasian Wren in southwest Japan)


下関市では晩秋,四王司山山塊の谷や沢沿いで,チャッ・チャッ・チャッ・チャッと鳥の鳴き声が聞こえ始めます。この鳥はミソサザイで,岩陰や茂みに身を隠しながら瞬く余裕のない速さで地表近くを飛び回ります。こういった点はウグイスと非常に類縁性が高いです。今回は,ミソサザイについて解説したいと思います。


写真_竹籔
竹林の谷のミソサザイの声が聞こえてきた場所(11中旬)

2017/12/31

下関市で最も騒々しい留鳥:ヒヨドリ;1年間の14種類の地鳴きとさえずり【動画あり】(Brown-eared Bulbul in southwest Japan)


10月後半から12月にかけてヒヨドリは,林縁部の高さ10mはある広葉樹や竹林の高いところで飛び回りながら,集まってにぎやかに鳴いています。今回は,ヒヨドリの1年の行動パターン,地域性のある色々なさえずりや地鳴きなどの鳴き方を動画をまじえて紹介したいと思います。

 

写真_野鳥
タブノキにたたずむヒヨドリ(5月上旬)


2017/12/17

下関市に飛来した国内最小の鳥,キクイタダキの生態とその地鳴き

 

2017年晩秋から冬にかけて山の栗の木にキクイタダキが群れをなしてたくさん飛来しました。キクイタダキが留鳥のメジロと混群しているのに気付かずメジロの群れと思って観察していたところ,下関市ではあまり記録のないキクイタダキの群れでした。今回は,国内最小の鳥といわれるキクイタダキについて解説したいと思います。

 

写真_野鳥
クリの木に飛来したキクイタダキ(11月初め)

2017/11/19

アオジと対照的にあまり姿を現さないホオジロ科の冬鳥,クロジ(下関市)

 

下関市では晩秋の頃に山へ行くとツッ・ツッ・ツッ・・・とアオジと同じ地鳴きが聞こえてきます。2羽で籔や草むらの中で採餌しながら鳴いています。今回は,冬鳥のクロジについてのエピソードを紹介したいと思います。

 

写真_野鳥
竹にとまるクロジのオス(11月中旬)