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2018/03/11

本邦のジュラ紀のキカデオイデア類(Jurassic cycadeoids Dictyozamites from the Ohchi Formation of the Toyora Group in southwest Japan)


山口県下関市に分布するジュラ紀の豊浦層群は,現在,下位から東長野層,西中山層,歌野層,阿内層の4つの地層
から構成されます。中生代には,コケ類,シダ類,シダ種子類,ソテツ類,ベネチテス類,イチョウ類,および針葉樹類など現在の日本とはかなり変わった植物相がみられました。未だ文献にも載っていないような奇異な形態の植物化石も出ます。それは,時代が古いからというだけでなく,現在の日本の気候よりも温暖で,中生代に絶滅したタクサが含まれているからです。
今回は,豊浦層群阿内層から産出した絶滅植物キカデオイデア類Dictyozamitesの化石について,いろいろと余談を交えて解説します。

2017/03/18

ジュラ系豊浦層群阿内層から産出した球果目Elatocladusの枝葉(A Jurassic Elatocladus shoot derived from the Ohchi Formation of the Toyora Group, southwest Japan)


後期ジュラ紀の時代は,現在よりも温暖な気候で多種多様な針葉樹が繁茂していました。
今回は,豊浦層群の最上部を占める阿内層(おうちそう)から産出した後期ジュラ紀の針葉樹類の枝葉の化石の1つを紹介したいと思います。



2015/03/19

山口県下関市のジュラ紀の弧間構造盆の内海相堆積物,豊浦層群の概要(Geology of the Jurassic Toyora Group in Yamaguchi, Japan)


山口県西部の下関市の南部に分布するジュラ紀の弧間構造盆堆積物の豊浦層群と,本層群に属する堆積岩類からなる4つの層単元の地層についての概要を以下に説明します。