1998年から2006年頃まで豊関広域農道(グリーンロード)施工とその近傍の道路整備があり,豊浦層群歌野層・阿内層,豊西層群清末層・吉母層,関門層群脇野亜層群,長府花崗岩といった中生代の地層群・岩体が道路法面やトンネルとして大規模に掘削されました。2002年頃までには法面掘削で中期~後期ジュラ紀の地層である歌野層や阿内層・清末層などから多くの植物化石が産出していますが,法面施工とともに掘削岩塊は間もなく取り除かれ化石産地は失われました。複数の方からの情報では,歌野層からイノセラムスやアンモナイトといった動物化石も産出したとのことでした。
豊関トンネルの北口の道路工事現場を撮影 |