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2018/09/02

下関市の山地~林縁部で観察されるエナガ科の小鳥:エナガ(Long-tailed bushtits watched in Yamaguchi, Japan)

 

エナガは,下関市では山に登ると時々群れと遭遇することがありますが,鳴き声を聞き慣れていない方はどんな鳥なのかなかなか気が付かないと思います。2月~3月に梅や桜の花が咲く頃に4~5羽ほどの群れが林縁部でよくみられるようになり,ほぼ定刻に飛来し虫などを採餌しているのが見られます。今回は,住宅地ではまれなエナガについて解説してみたいと思います。

 

写真_野鳥
四王司山で群れで生活するエナガの地鳴きをするシーン(8月下旬)

2018/04/29

下関市で観察される極東ロシアからの渡り鳥:シロハラの生活,地鳴き,さえずり(Pale Thrushes in Yamaguchi, Japan)

 

下関市では11月中頃に入るとロシ極東から越冬で渡ってきたシロハラが山林でチャッ,チャッ,チャッ,・・・チョッ・チョッ・チョッ・チョッと鳴いている声が聞こえ始め,林下で採餌をしています。今回は,シロハラの行動パターン,色々な場面での鳴き方などについて解説してみたいと思います。

 

 

写真_野鳥
マキの木にとまるシロハラ(3月下旬)

2018/03/25

本州でぞくぞくと観察されはじめている大型の鴨:ツクシガモ(下関市)

 

冬期にシベリアから越冬のために中国南東部,九州北部などに渡りをするツクシガモ(筑紫鴨)が下関市南部の亀浜干潟や千鳥浜干潟で今年2月から3月にかけて1個体のみ観察されました。ツクシガモは,国内においては筑紫(有明海~福岡県北部沿岸)に主に飛来する大型のカモで本州では少ないようです。今回は,ツクシガモを紹介します。

 

写真_野鳥
マガモの群れに混じるツクシガモ(2018/3/10)
 

2018/03/18

下関市の沿岸部に棲む鮮やかなツグミ科の留鳥:イソヒヨドリ

 

12月~3月の寒い時期に下関市南部の関門海峡側の沿岸やその付近では,青色をしたツグミくらいサイズのきれいなイソヒヨドリがとまっているのが時折見られます。今回は,イソヒヨドリを紹介したいと思います。

写真_野鳥
下関市の亀浜で観察された鮮やかなイソヒヨドリのオス(3月上旬)

2018/03/10

ヨシガモ(葦鴨);下関市に飛来したマガモやコガモに類似のカモ(Falcated Duck in southwest Japan)

 

下関市で近年見かけなかったマガモに似たカモのヨシガモが観察されたので紹介したいと思います。東京や千葉など首都圏に群れで多く飛来するようですが,地方では少数のようです。皇居のお濠が有名な鳥見スポットになっているようです。

 

写真_野鳥
川でヒドリガモの群れにまじって確認されたヨシガモ(2018/4/8)


2018/02/10

下関市の谷沿いの低い場所に棲む小鳥:ミソサザイとその地鳴き(Eurasian Wren in southwest Japan)


下関市では晩秋,四王司山山塊の谷や沢沿いで,チャッ・チャッ・チャッ・チャッと鳥の鳴き声が聞こえ始めます。この鳥はミソサザイで,岩陰や茂みに身を隠しながら瞬く余裕のない速さで地表近くを飛び回ります。こういった点はウグイスと非常に類縁性が高いです。今回は,ミソサザイについて解説したいと思います。


写真_竹籔
竹林の谷のミソサザイの声が聞こえてきた場所(11中旬)

2017/12/31

下関市で最も騒々しい留鳥:ヒヨドリ;1年間の14種類の地鳴きとさえずり【動画あり】(Brown-eared Bulbul in southwest Japan)


10月後半から12月にかけてヒヨドリは,林縁部の高さ10mはある広葉樹や竹林の高いところで飛び回りながら,集まってにぎやかに鳴いています。今回は,ヒヨドリの1年の行動パターン,地域性のある色々なさえずりや地鳴きなどの鳴き方を動画をまじえて紹介したいと思います。

 

写真_野鳥
タブノキにたたずむヒヨドリ(5月上旬)


2017/11/19

アオジと対照的にあまり姿を現さないホオジロ科の冬鳥,クロジ(下関市)

 

下関市では晩秋の頃に山へ行くとツッ・ツッ・ツッ・・・とアオジと同じ地鳴きが聞こえてきます。2羽で籔や草むらの中で採餌しながら鳴いています。今回は,冬鳥のクロジについてのエピソードを紹介したいと思います。

 

写真_野鳥
竹にとまるクロジのオス(11月中旬)