ラベル 節足動物門 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 節足動物門 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021/09/05

9月にツバキの木につく毒針毛に触れると皮膚が痒くただれる蛾の幼虫;チャドクガ(茶毒蛾)とは


9月になり庭の生垣の椿の木の横を通ると,数日後に手の甲が痒く掻きむしり皮膚が次第にただれてくるといったことが起きます。これはチャドクガの幼虫が原因です。今回は,チャドクガの幼虫の写真を紹介します。
 
写真_昆虫
ツバキの葉につくチャドクガの幼虫(9月上旬)


2021/07/04

7月に入ると細い樹木の髄に穴をあけオガクズで蓋をする蛾の幼虫;コウモリガとは?


夏も盛りの梅雨の終盤,7月にはクサギなどの細く若い樹木に穴を開けて棲みつくコウモリガの幼虫が徘徊しはじめます。今回は,“お化け”蛾と呼ばれるコウモリガについてその名の由来などを写真を交えて紹介したいと思います。

写真_昆虫の巣
クサギに寄生したコウモリガの巣

2021/06/06

梅雨になると梅の木を飛び回る黄色に黒のまだら模様をもつシャク蛾;ウメエダシャクとは


青梅の収穫期の5月末頃には梅の葉の上に白黒の羽と体に黄色に黒のまだら模様のある蛾のサナギがいくつかみつかります。いわゆるシャクトリムシが蛹化したもので,梅雨時期の6月に入ってからひらひらとゆっくり飛び回っている姿はなかなかよいものです。今回は、ウメエダシャクについて写真をあげて解説したいと思います。

写真_昆虫
ノリウツギに訪花したウメエダシャクのメス(6月下旬)

2021/05/30

梅雨前にヤマトクロスジヘビトンボの発生、下関市


晩春の5月はトンボ、カワゲラ、カゲロウなど多くの種類の昆虫が羽化して飛びはじめる時期です。5月中旬に山へいくと、カゲロウやカワゲラに形態の似たヘビトンボの仲間をはじめて観察することができました。今回は,ヘビトンボの仲間のヤマトクロスジヘビトンボを写真で紹介したいと思います。


2020/12/13

下関市にもいた雪虫;アブラムシ科に属するヒイラギハマキワタムシとは


下関市においても今年晩秋,青白色を呈する“雪虫”が観察されました。雪虫はトドノネオオワタムシが代表的ですが日本では北海道や東北地方に多く発生するということで,初雪の前兆を知らせるともいわれる昆虫です。今回はトドノネオオワタムシに類似しているヒイラギハマキワタムシを写真で紹介したいと思います。


写真_昆虫
ヒイラギハマキワタムシの発見時の写真(11月下旬)