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2022/10/23

いわゆるコオロギに類似し秋の晩に草むらや畑,庭でチンチロリンと鳴く虫;マツムシとは ?


仲秋の少し肌寒くなった頃に夕方薄暗くなると草むらからティッティキティという面白い鳴き声が頻繁に聞こえてきます。この虫の少し異色の声を聞くとその正体を知りたくなる方も結構おられるでしょう。しかし,アオマツムシと違い見つけることが非常に難しいです。ここでは,『むしのこえ』という歌にも出てくるこのマツムシを写真で紹介したいと思います。

写真_昆虫
マツムシ(8月下旬)

2022/05/03

夏に用水路でヒナ鳥を伴って観察されたヒクイナ(緋水鶏),下関市

 

2018年夏,ヒクイナの親子が下関市の用水路で観察できました。その後,自然な状態の溝が開発で埋立てられたため親子で水路に侵入できず棲みかを奪われ現在みられなくなっています。

 

写真_野鳥
ヒクイナの親子(7月中旬)

2021/10/20

山口県で6月と10月に観察される渡りをするチョウ;アサギマダラ

 

アサギマダラは,ロシア極東~日本本土から南西諸島,中国南部,台湾,東南アジアなどへ数1000kmも移動をする蝶です。山口県ではアサギマダラの訪れる地として下関市豊浦町の川棚温泉駅の南西にあるリフレッシュパークや山陽小野田市の竜王山がよく知られています。今回は,6月と10月の渡りの途中に下関市に訪れたアサギマダラを写真で紹介します。

 
写真_昆虫
咲き乱れるフジバカマとアサギマダラ(10/20)

2021/09/26

サギ科の中でも小柄でクチバシが黒く指が黄色の原始的な白鷺;コサギとは


川や田圃には白鷺がよく観察されます。今回はコサギを写真で紹介し,コサギがシラサギのどの位置を占めるのか系統樹を用いて解説します。

写真_野鳥
川で採餌するコサギ。すでに冠羽をもつ(2月中旬)

2021/09/05

9月にツバキの木につく毒針毛に触れると皮膚が痒くただれる蛾の幼虫;チャドクガ(茶毒蛾)とは


9月になり庭の生垣の椿の木の横を通ると,数日後に手の甲が痒く掻きむしり皮膚が次第にただれてくるといったことが起きます。これはチャドクガの幼虫が原因です。今回は,チャドクガの幼虫の写真を紹介します。
 
写真_昆虫
ツバキの葉につくチャドクガの幼虫(9月上旬)


2021/08/13

オオゴマダラエダシャク;黒と黄色の体色で白い翅に淡い黒色の円盤状の斑紋をもつ大型のシャク蛾


春から秋口にかけて柿の木のまわりをウメエダシャクよりも切れよく飛んでいる白黒の翅をもつ大きな蛾が見られます。この蛾はオオゴマダラエダシャクで,ウメエダシャクとともに果樹の葉を採餌するシャクトリムシとして知られています。7月にとまっている姿を撮影できたので写真とともに解説してみたいと思います。

写真_昆虫
オオゴマダラエダシャク(7月末)

2021/08/01

黒い体色に白い斑点のある大きなカミキリムシ;「洞虫」として嫌われるゴマダラカミキリとは


7月も中旬になるとセミの声が響きわたり真夏日が多くなり,黒いさや羽に白いまだら模様のあるカミキリムシの交尾が観察されます。今回は,カンキツ類の木によく見られるゴマダラカミキリについて,その卵から幼虫,成虫の写真を上げながら生態について解説したいと思います。

写真_昆虫
ヌルデの木にとまるゴマダラカミキリ(9月上旬)

2021/07/04

7月に入ると細い樹木の髄に穴をあけオガクズで蓋をする蛾の幼虫;コウモリガとは?


夏も盛りの梅雨の終盤,7月にはクサギなどの細く若い樹木に穴を開けて棲みつくコウモリガの幼虫が徘徊しはじめます。今回は,“お化け”蛾と呼ばれるコウモリガについてその名の由来などを写真を交えて紹介したいと思います。

写真_昆虫の巣
クサギに寄生したコウモリガの巣

2021/06/26

梅雨時期に水場に現れるまだらの黄色い腹部でイボイボ・ザラザラの肌をした大型の蛙;ニホンヒキガエルとは

 

梅雨の6月になると夕方から深夜にかけて水場の岩の隙間など狭いところに隠れてでグァ・グァ・カ・カ・カ・カ・カとうるさく鳴く大型のカエルが現れます。これは繁殖期のニホンヒキガエルで庭先でも見られることがあります。今回はこのニホンヒキガエルについて写真とともに解説します。


写真_動物
梅雨に山で遭遇したニホンヒキガエル(6/19)


2021/06/12

オオヨシキリとは;草原でギョギョシとカエルのような声で5~6月に鳴く野鳥

 

5月の初めから6月にかけて,カヤや,葦,ダンチクの繁茂した茂みでギョギョシ,ギョギョシと蛙のような鳴き声が聞こえてきます。これは夏鳥のオオヨシキリで,カッコウに托卵されることでよく知られています。今回はオオヨシキリについて解説します。

写真_野鳥
カヤの茎にとまるオオヨシキリのオス(6月上旬)


2021/06/06

梅雨になると梅の木を飛び回る黄色に黒のまだら模様をもつシャク蛾;ウメエダシャクとは


青梅の収穫期の5月末頃には梅の葉の上に白黒の羽と体に黄色に黒のまだら模様のある蛾のサナギがいくつかみつかります。いわゆるシャクトリムシが蛹化したもので,梅雨時期の6月に入ってからひらひらとゆっくり飛び回っている姿はなかなかよいものです。今回は、ウメエダシャクについて写真をあげて解説したいと思います。

写真_昆虫
ノリウツギに訪花したウメエダシャクのメス(6月下旬)

2021/05/30

梅雨前にヤマトクロスジヘビトンボの発生、下関市


晩春の5月はトンボ、カワゲラ、カゲロウなど多くの種類の昆虫が羽化して飛びはじめる時期です。5月中旬に山へいくと、カゲロウやカワゲラに形態の似たヘビトンボの仲間をはじめて観察することができました。今回は,ヘビトンボの仲間のヤマトクロスジヘビトンボを写真で紹介したいと思います。


2020/11/23

畑の大根の葉を暴食する幼虫;カブラハバチとは,下関市


晩秋に大根が太ってくると現れるカブラハバチ(蕪葉蜂)ですが,チョウの幼虫のように見えて実は蜂の幼虫だったという意外性のある昆虫を写真で紹介したいと思います。

写真_昆虫
大根の葉に群がったカブラハバチの幼虫(菜の黒虫)

2020/04/05

生息地が大陸北部の北極海沿岸に達するカモ科ハジロ属の渡り鳥:スズガモ,下関市

 

スズガモは大陸北部から越冬のために東京湾など関東地方や東海地方に大きな群れで飛来するようですが,下関市で観察されることはあまりない渡り鳥です。今回はスズガモを写真で紹介したいと思います。

写真_野鳥
下関市の川で泳いでいたスズガモのオス(3月末)

2020/03/29

下関市で山の林縁部に飛来するシジュウカラ科の留鳥,ヤマガラ


林縁部でたまにみられるヤマガラ(山雀)を紹介したいと思います。ヤマガラは平地ではあまり見られない鳥ですが,住宅地でよくみかけるシジュウカラの警戒声に似た鳴き方をするため,「シジュウカラが来ている」と間違えるといったこともよくあります。

 
写真_野鳥
四王司山山麓林縁部を訪れたヤマガラ(3月中旬)

2020/02/16

関門海峡に棲息するガザミ属のワタリガニ;食用にされるタイワンガザミとは


関門海峡に棲息するタイワンガザミは,下関市でもガザミとともにワタリガニ(渡り蟹)と呼ばれ冬場には水炊きなどで食用にされますが,甲幅は15㎝以下と15㎝以上の大型のガザミよりも小振りです。今回はタイワンガザミについて解説したいと思います。


写真_カニ
関門海峡に棲息するタイワンガザミ(2月中旬)

2019/11/24

中国北部周辺から越冬のために渡ってくる冠羽をもつカイツブリ目の冬鳥:カンムリカイツブリとは


カイツブリの仲間には冠羽をもつ種類がおり,カンムリカイツブリが日本へは中国北部周辺から越冬のために飛来します。カモ科のウミアイサに似ていますがカモとは異なるカイツブリ目に属する冬鳥です。今回はカンムリカイツブリについて紹介したいと思います。

写真_野鳥
下関市南部の川で観察されたカンムリカイツブリ(4/21)

2019/03/31

ロシアから冬鳥として飛来するカモ科のウミアイサ(Red-breasted Mergansers watched in Yamaguchi, Japan)

 

ウミアイサはあまり見られない冬鳥ですが,2019年に2羽観察されました。今回は,ウミアイサを写真で紹介したいと思います。


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川岸で観察されたオス(手前)とメス(奥)のウミアイサ(2月上旬)