仲秋の少し肌寒くなった頃に夕方薄暗くなると草むらからティッティキティという面白い鳴き声が頻繁に聞こえてきます。この虫の少し異色の声を聞くとその正体を知りたくなる方も結構おられるでしょう。しかし,アオマツムシと違い見つけることが非常に難しいです。ここでは,『むしのこえ』という歌にも出てくるこのマツムシを写真で紹介したいと思います。
マツムシ(8月下旬) |
2018年夏,ヒクイナの親子が下関市の用水路で観察できました。その後,自然な状態の溝が開発で埋立てられたため親子で水路に侵入できず棲みかを奪われ現在みられなくなっています。
ヒクイナの親子(7月中旬) |
アサギマダラは,ロシア極東~日本本土から南西諸島,中国南部,台湾,東南アジアなどへ数1000kmも移動をする蝶です。山口県ではアサギマダラの訪れる地として下関市豊浦町の川棚温泉駅の南西にあるリフレッシュパークや山陽小野田市の竜王山がよく知られています。今回は,6月と10月の渡りの途中に下関市に訪れたアサギマダラを写真で紹介します。
ヌルデの木にとまるゴマダラカミキリ(9月上旬) |
クサギに寄生したコウモリガの巣 |
晩春の5月はトンボ、カワゲラ、カゲロウなど多くの種類の昆虫が羽化して飛びはじめる時期です。5月中旬に山へいくと、カゲロウやカワゲラに形態の似たヘビトンボの仲間をはじめて観察することができました。今回は,ヘビトンボの仲間のヤマトクロスジヘビトンボを写真で紹介したいと思います。
スズガモは大陸北部から越冬のために東京湾など関東地方や東海地方に大きな群れで飛来するようですが,下関市で観察されることはあまりない渡り鳥です。今回はスズガモを写真で紹介したいと思います。
下関市の川で泳いでいたスズガモのオス(3月末) |
関門海峡に棲息するタイワンガザミは,下関市でもガザミとともにワタリガニ(渡り蟹)と呼ばれ冬場には水炊きなどで食用にされますが,甲幅は15㎝以下と15㎝以上の大型のガザミよりも小振りです。今回はタイワンガザミについて解説したいと思います。
関門海峡に棲息するタイワンガザミ(2月中旬) |
カイツブリの仲間には冠羽をもつ種類がおり,カンムリカイツブリが日本へは中国北部周辺から越冬のために飛来します。カモ科のウミアイサに似ていますがカモとは異なるカイツブリ目に属する冬鳥です。今回はカンムリカイツブリについて紹介したいと思います。
下関市南部の川で観察されたカンムリカイツブリ(4/21) |