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2022/10/23

いわゆるコオロギに類似し秋の晩に草むらや畑,庭でチンチロリンと鳴く虫;マツムシとは ?


仲秋の少し肌寒くなった頃に夕方薄暗くなると草むらからティッティキティという面白い鳴き声が頻繁に聞こえてきます。この虫の少し異色の声を聞くとその正体を知りたくなる方も結構おられるでしょう。しかし,アオマツムシと違い見つけることが非常に難しいです。ここでは,『むしのこえ』という歌にも出てくるこのマツムシを写真で紹介したいと思います。

写真_昆虫
マツムシ(8月下旬)

2022/10/09

サツマイモ(スイートポテト)の葉を網の目のように虫食む小型の蛾の幼虫;イモキバガ(芋牙蛾)とは?,山口県;キバガ科は下関亜層群の時代に出現!?

 

10月上旬,6月上旬に植えられたサツマイモ(スイートポテト)の葉が網の目のように虫食まれ,折りたたまれた葉の内側に体長8㎜ほどの小さい蛾の幼虫が観察されました。イモキバガといいますが,またの名をイモコガ(芋小蛾)と呼ぶそうです。今回は,イモキバガについて写真をまじえて解説します。

写真_蛾の幼虫
サツマイモの葉を食べ尽くす寸前のイモキバガの幼虫(10月上旬)

2021/10/20

山口県で6月と10月に観察される渡りをするチョウ;アサギマダラ

 

アサギマダラは,ロシア極東~日本本土から南西諸島,中国南部,台湾,東南アジアなどへ数1000kmも移動をする蝶です。山口県ではアサギマダラの訪れる地として下関市豊浦町の川棚温泉駅の南西にあるリフレッシュパークや山陽小野田市の竜王山がよく知られています。今回は,6月と10月の渡りの途中に下関市に訪れたアサギマダラを写真で紹介します。

 
写真_昆虫
咲き乱れるフジバカマとアサギマダラ(10/20)

2021/08/01

黒い体色に白い斑点のある大きなカミキリムシ;「洞虫」として嫌われるゴマダラカミキリとは


7月も中旬になるとセミの声が響きわたり真夏日が多くなり,黒いさや羽に白いまだら模様のあるカミキリムシの交尾が観察されます。今回は,カンキツ類の木によく見られるゴマダラカミキリについて,その卵から幼虫,成虫の写真を上げながら生態について解説したいと思います。

写真_昆虫
ヌルデの木にとまるゴマダラカミキリ(9月上旬)

2020/02/16

関門海峡に棲息するガザミ属のワタリガニ;食用にされるタイワンガザミとは


関門海峡に棲息するタイワンガザミは,下関市でもガザミとともにワタリガニ(渡り蟹)と呼ばれ冬場には水炊きなどで食用にされますが,甲幅は15㎝以下と15㎝以上の大型のガザミよりも小振りです。今回はタイワンガザミについて解説したいと思います。


写真_カニ
関門海峡に棲息するタイワンガザミ(2月中旬)