ミョウガは,オオバ(青ジソ)や大根おろしなどとともに刺し身などの褄(つま)として添えると大変美味しく食欲をそそる食材です。酢醤油に用いる食酢用カンキツ類としてカボスやスダチ,山口県特産では「長門ゆずきち」などがあります。今回は夏バテに良いとされる「みょうが」について解説します。
ミョウガ(8月上旬) |
新年のお祝いの後に酷使した胃を休め整えるために七草粥を炊きますが、その具材の中でアブラナ科に属するものとしてナズナの他,すずな(=蕪:かぶ),すずしろ(=大根)があり,その他,山菜のせり,はこべら,ごぎょう,ほとけのざ(紫色の花の咲く草ではない)の計7種がありますが、地方によって慣習や入手できる具材は異なります。今回は,春の七草の1つアブラナ科のナズナについて写真で紹介したいと思います。
畑に野良生えしたナズナ(12/6) |
ハゼノキは,同じ属のウルシと同様に触ったり降雨の後に近くを通ったりすると顔などがかぶれるという方もいらっしゃいます。今回は,秋~冬にきれいな色に紅葉するハゼノキについて写真を用いて解説してみたいと思います。
樹高約10mのハゼノキの高木の枝を下から見上げて撮影(10月末) |
ヒサカキの花(3月中旬) |
日本でカシといえばアラカシを指すそうで,山口県でも庭木として植栽され,カタギの木とも呼ばれます。アラカシは住宅地付近の森の中ではツブラジイやコナラなどを伴ってよく見られます。今回は,アラカシの形態や名前の由来などについて写真を交えて解説してみたいと思います。